クルミコラムCOLUMN

クルミの健康効果

くるみの小さな一粒には若さと健康を保つ栄養素がぎっしりと詰まっている理想的な自然食品です。

良質な脂肪、食物繊維、蛋白質、ビタミンB1やビタミンE、鉄分などのミネラルが含まれています。

特に血管の老化を予防、解消するのに役立つαリノレン酸の含有にが注目点です。

αリノレン酸とは青魚の脂肪分に多く含まれるDHA(Docosahexaenoic Acidドコサヘキサエン酸)や、

EPA(Eicosapentaenoic Acid エイコサペンタエン酸)と同様な働きをするもので

『オメガ3脂肪酸』と言われています。

 

オメガ3脂肪酸は体内で生成できない成分なので、食事からきちんと摂取する必要があります。

クルミはオメガ3の一つであるαリノレン酸の宝庫です。

くるみ4kr-6個分にあたる30gにおよそ2.5gのリノレン酸を取ることが出来ます。

人間の脳は60%が脂肪でできているので、

オメガ3のような良質の脂肪を摂取することが脳の健康に良いことが知られています。

 

アメリカのリポートでは、学生への実験で間違えから正解を発見する能力に寄与し、

アルツハイマー病でもくるみが非常に有効だと示じされています。

中国では古来より健脳食とされ愛用され薬膳では健脳の木の実として料理に用いられたりします。

漢方では胡桃仁と言われ、腰やひざをケアする作用があるとされます。

日本ではまだ認められていませんがEC諸国では「血管のしなやかさの改善に寄与します」という

機能性表示が認められています。

また、手にくるみを2個持ってこすり合わせるのも握力を強化するだけでなく、

くるみの凸凹がつぼを刺激し認知症の予防につながると言われています。

 

健康で良い脳ほど、大量のDHAを含んでいることがわかっています。

オメガ3であるαリノレン酸は体内でその一部がDHAやEPAに変換され、

EPAは脳内でDHAに変換されていきます。

 

クルミに含まれるオメガ3とオメガ6脂肪酸は、最適なバランスと言われる1:4の配合です。

日本人の食事摂取基準では、オメガ3脂肪酸の摂取量は、成人男性2.1g、成人女性1.6g以上を推奨しています。

クルミにはリノレン酸だけでなく、さまざまな栄養バランスが含まれています。

 

体のエネルギー代謝を促すビタミンB1,ビタミンB6、葉酸、マグネシウム、銅、

亜鉛などのビタミンやミネラル類を含んでいます。

またクルミには必須アミノ酸であるトリプトファンが多く含まれております。

鳥プロファンは体内で睡眠導入効果を持つメラトニンに変換されるために安眠効果も期待できます。

 

クルミの栄養成分(食用分100g中 米国農務省)

エネルギー654kacal 水分4.07g

蛋白    15.23g

脂質(総量)65.21g

飽和脂肪酸6.126g

一価不飽和脂肪酸8.993g

多価不飽和脂肪酸47.174g

リノール酸(18:2)    38.093g

リノレン酸(18:3)

オメガ3 9.08g

コレステロール0mg

糖質(炭水化物)13.71g

繊維6.7g カルシウム98mg

鉄分2.91mg

マグネシウム158㎎

リン346㎎

カリウム441㎎

ナトリウム2㎎

亜鉛3.09㎎

銅1,586mg,

マンガン3,414mg

セレン4.9mcg

ビタミンC 1.3㎎

チアミン 0.341㎎

リボフラビン0.15㎎

ナイアシン1.125㎎

パントテン酸0.57㎎

葉酸 98mcg

ビタミンB6 0.537㎎

ビタミンB12 0cg

ビタミンA 20IU  (*IU国際単位)

ビタミンE 2.916㎎ 

ATE (*αトコフェノール同等物)

植物性ステロール総量 72㎎

CATEGORY